太陽光での受診が出来ないと、効果は大幅に落ちます。やむなく人工光で受ける場合は、照明の質にも注意しましょう。太陽光から最も遠い物は、断続スペクトルと行って、光の波長が切れ切れになっている物です。水銀灯、蛍光灯などがこれに該当し、色を見る上では特にだめな部類に入ります。まったく、診断になりません。
普通の電球は極端に色が赤みがかっているため、爽やかな感触の色感覚が起きません。同様にハロゲンランプも同じです。まったく診断になりません。
最近、自動車展示場や高級ブティックなどで採用が始まった、HID系の高演色タイプは普及タイプとしてはかなり良い物になります。一部の診断士の方で使用しているとの事です。夜間診断をやむなく選択される場合は、こちらの照明を使用していることを最低の条件にすることをお勧めします。
最も太陽に近いと言われている、キセノンの大光量タイプは、重さが数百キログラム有り、価格も本体だけで300万円、それに搬入費と工事費がかかる物で、導入は不可能に近いようです。このタイプを使用しているところは、現在無いようです。